2023年3月2日
「仕事の研究」これからの仕事とスキル“わざわざの魔法”
電話、Fax、メール、ライン、Zoom・・・どんどん便利になり、効率よく仕事をすることこそ最大の課題・・・・ほとんどの企業は、そこを取り組んでいると思いますが、果たしてそれが正解か?
この本「仕事の研究」では、その疑問を、「わざわざの魔法」と名付けて、ちょっと違う視点で投げかけています。著者は、「わざわざ自分の為に、来てくれた、大切な時間を使ってくれた。」ここに、その人らしさ(熱意や誠実さ)が伝わり、信用に繋がると語っています。
そこで思い出すのは、経営の神様と言われた稲盛さん。サッカー選手のラモス瑠偉さんを吉野家に誘った話ですが、稲盛さんが頼んだのは、「並・つゆだく」2人前と「牛皿」1人前牛皿の肉を一枚ずつ食べ、最後の一枚を稲盛さんから「どうぞどうぞ、お食べください」と薦められたラモスさんは感激。牛丼をごちそうになったことでなく、わざわざ大切な時間を割いてもてなしてくれたことに。なによりも、もてなし方が、稲盛さんらしさが溢れていたのでしょう。 |
自分らしく、喜んで、好き好んで、“わざわざ”やる。
幾ら便利な道具ができても、「わざわざの魔法」の効き目は変わらないのでしょうね
「仕事の研究」 美濃部哲也から