
2023年4月3日
だから僕たちは、組織を変えていける読者が選ぶビジネス書グランプリ2023マネジメント部門第1位ということで、早速手にしましたが、筆者自身が経営者として感じた人材の育成に関する課題を、最新の理論を用いながら、わかりやすく解決策を示しています。特に腹落ちしたのが、「動機付けの落とし穴」の章、私自身がはまっていた落とし穴について、明快な言葉で説明しています。
落とし穴① ポジティブの罠~「褒めることが大切」という誤解
人を育てるには、「否定せずに誉める」これは果たして本当か?褒めたとき、その瞬間は、やる気を出しますが、長続きしないのが、事実で・・・果たして本当に正しいのか?
これについてこの本は、「感謝・敬意・勇気づけ、成長を促すフィードバックの技術を学ぶ」ことが重要と言っています。この「勇気づけ」という言葉、いい言葉ですよね、「褒める」のではなく「勇気づける」。
大谷君は、アメリカ戦の決勝前に、「相手を憧れるのはやめましょう」と、チームを奮い立たせたように部下を勇気づける言葉
誰もが、夢や目標をもっても、尻込んだり、諦めたり・・・結果より良かった行動を、何がよかったか、それが次にどのようにつながるか言葉でフィードバックして、勇気づける(これが、経営者・上司の仕事なんですね)
「だから僕たちは、組織を変えていける」斉藤徹 から