2023年1月10日
オーセンティック・リーダーシップリーダーシップに関しては、様々な書籍がでていますが、最近注目を浴びているのが、“オーセンティック・リーダーシップ”。あまり馴染みのない言葉ですが、簡単に言えば「自分らしさを貫くリーダーシップ」。
自分もそうですが、社長になったら、社長らしい振る舞いをしなければ、社長であれば、こうあるべきという意識になりますが、これは、周りとの関係ではマイナスに働くそうです。
この本の冒頭に、早稲田大学蹴球部監督を務めた中竹竜二氏のコメントがありますが、同氏は、サラリーマンを辞め、指導者の経験のないまま監督に就任し散々な結果となり、そこで考えを改め、“背伸びをせず、未熟な自分をそのまま出す”ことに決めたようです。そして、何よりも“自分らしさを軸に、自らの目標に情熱的に取り組み、自らの価値観をぶれることなく実践すること”を心掛け、チームをリーグ優勝に導いたようです。
“背伸びをせず” “自分らしさにこだわる” ここが大事なんですね。
では、“自分らしさ” とは何か? これは実に難しいです。我儘や自分勝手を自分らしさと言われても、周りは困りますよね。この本は自分らしさを築く上には、“自分の半生を理解する”ことが大切と言っています。
2023年が始まりますが、丁度この時期だからこそ、昨年の出来事を過去からの流れを踏まえながら振り返り、自分なりにどのような意味があったか考えてみたいと思います。
「オーセンティック・リーダーシップ」ハーバード・ビジネス・レビュー編集部 から