
2025年5月7日
ディズニー七つの法則この6月から開講する「後継者塾(兵庫)」では、講義テーマに合わせた推薦図書を設けています。
「経営理念」の講義では、トム・コラン著『ディズニー 七つの法則』をご紹介します。
経営理念がなぜ必要なのか──これは、経営者にとって永遠の問いかもしれません。
長年経営を続けてきた人でも「理念の大切さ」は実感していても、常にそれに沿って行動できているとは限りません。
ましてや後継者候補にとっては、「経営理念なんて、ただのきれいごとでは?」と感じるのも自然なことです。
そこで本書では、具体的なエピソードを通じて、次のような気づきを得られます。
◆ 本書を通じて得られる学び |
①理念は“行動の共通基準”であり、顧客から選ばれる理由になる
ディズニーでは、清掃員の何気ない行動にも理念が表れています。理念が全社に浸透していることを実感できます。
②理念がなければ、組織は迷走する
判断がぶれ、責任を押しつけ合い、個人主義がはびこる。理念はそれを防ぐ“組織の羅針盤”であることに気づかされます。
③理念は現場を自律的に動かす力となる
スタッフがいきいきと働くのは、理念が文化として根づいているから。トップダウンではなく、全員が理念を基に判断・行動できることが、強い組織の源です。
この本の最大の特徴は、“理念を掲げること”ではなく、「理念が文化として現場に根づいたとき、組織は強くなる」というリアリティを体感できる点にあります。
奇跡の成功を産み出した「感動」の企業理念「ディズニー七つの法則」著者:トム・コネラン