
2025年4月3日
企業発展のプロセス零細企業から組織へと成長する過程において、経営者は何を考え、どう変わっていくべきか。
先日、姫路の精密加工会社「サワダ精密㈱」の澤田脩一会長のお話をうかがう機会がありました。そこで「中小企業の経営者がここまでの高みへ到達できるのか」と、強い刺激を受けました。
講演後、早速、昨年出版された澤田会長の著書をアマゾンで購入しました。本書は、65歳で社長退任後、兵庫県立大学で経営学を学び直し、博士号を取得された澤田会長が、自らの経営の歩みを振り返りながら、「自己エスノグラフィー」という科学的手法を用いてまとめられた一冊です。
零細企業から組織へと成長する過程において、経営者は何を考え、どう変わっていくべきか。
また、社員が増え、幹部人材を育てていく段階では、どのような視座が求められるのか――ご自身の実体験を通じて、理論と実践の両面から解説されています。
企業が成長していく中で、経営者は誰しも避けて通れない課題や危機に直面すると思います。そのとき、歩みを止めるのか、それとも前に進むのか。澤田会長の歩みを通して、自分の現在の立ち位置が見えてきます。
この本は、「もっと自分ができるのではないか」「限界を決めていたのは、実は自分自身だったのではないか」と深く問いかけてくれます。
「自己エスノグラフィーから見た企業発展のプロセス」著者:澤田脩一(サワダ精密㈱会長)