2024年5月1日
組織変革のハードとソフト来年4月に、後継者向けの塾を開講する予定で、私もいくつかの講座を受け持ちますが、その一つが「組織について考える」です。
今迄、管理部長として、また、経営コンサルとして、組織変革に取り組んできましたが、現時点で思うことは、組織変革は、ハードとソフトの両面から取り組まないと、上手くいかないということです。
ハード面の組織作り |
理念にもとづく戦略、戦略に基づく事業計画、事業計画に基づく組織・制度 といった仕組みづくりを指します(ビジネスは儲かる分野を選んで、そこでどのように勝負するかそして組織・人を、どう動かすか・・・)
これを経営理念から順番に落とし込むことのが良いと思います
ソフト面の組織作り |
幾らハードを整えても、実際に働く人が、意欲的に取り組まないことには、成果は上がりません。また、チームが一致団結し、チーム間で協力し合わないと進みません。これらに影響を与えるのは、会社風土・組織体質です。
助け合い、尊重し合い、共に成長し合い、目標に向かってメンバーが一体となって取組む、これをあたり前とする会社風土・組織体質を作ることが大切です。
社長を筆頭に、幹部社員が人格を磨き、リーダーシップを発揮し、コミュニケーションをしっかりとること等が求められます。また、社員一人一人に対する教育等も求められます。
・・・今迄、組織作りに色々と携わり、悩みだらけでしたが、経営者は、この「ハード」と「ソフト」の両方を常に意識し、全て自らの責任と受け止め、日々PDCAサイクルでまわすことが大切と思っています。
後継者塾講座「組織を考える」担当:中道三喜男