2024年8月2日
地頭力を鍛える「地頭がいい人」が、最近求められていますが、「地頭がよい」とはどのような人のことか?
この本では、頭の良さを三種類に分けています。
一つ目は、「物知りの人」色々なことを知っているクイズ王みたいな人のことです。
二つ目は、「機転が利く人」テレビ番組の司会者みたいな、例えば、島田紳助が思い浮かびますね。
三つ目が「考える力の強い人」この三つ目の力を、この本では、「地頭力のある人」と読んでいます。
ビジネスで求められるのは、この「地頭力のある人」のようです。確かに、一つ目はネットで調べれ済みますし、二つ目も、ビジネスの世界では危ういですよね。
尚、「地頭力」分解すると次の「三つの思考力」がポイントになります。
「結論から考える」 仮説思考力 →逆算して考えることのできる人 「全体から考える」 「単純に考える」 |
中でも「仮説思考」が最も重要のようで、いまある情報だけで最も可能性のある結論(仮説)を想定して、常にそれを最終目的地として強く意識して、情報の精度を上げながら検証を繰り返して仮説を修正して最終結論に至る思考パターンです。
仮説思考を使うと、限られた時間の中で、最善の結論を効率的に出すことができます。
尚、仮説思考のポイントは、
①どんなに少ない情報からでも仮説を構築する姿勢
②前提条件を設定して先に進む力 ③時間を決めてとにかく結論を出す |
この三点です。
「地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」」 東洋経済新報社 細谷 功著