2023年11月2日
過労死等防止啓発月間厚労省は毎年11月を“過労死等防止啓発月間”と定め、過労死等(次で書く原因を理由とする死亡や病気)を無くすための取り組みを行っております。そこで今回は、過労死等について見ていきたいと思います。
▎そもそも過労死等とは?
▎過労死等の原因は?
過労死等の原因の業務における過重な負荷や心理的負荷として、次のようなものがよく挙げられます。
業務における過重な負荷
≫ 長時間の時間外・休日労働
・月100時間超又は複数月平均で80時間を超える長時間労働
・長時間労働からくる睡眠不足(メンタルに影響も)
業務における心理的負荷
≫ 業務性質や職務の出来事・ハラスメント
・ハラスメント
・突発的な事柄(業務上の事故を目撃した等)
・日常的に心理的負荷が伴う業務
▎過労死等を起こさない為に
大切な従業員を失うことにならないように、長時間労働に気を配ることはもちろん、心の健康を保つためハラスメントが起きない環境を整えたり、事前のストレスチェックや何かあった際のストレスケアに気を配る事が重要になってきます。
例えば次のような取り組みを行った会社さんもあるようです。
その会社は年次有給休暇の取得率が低く、労働時間も長くなりがちだったため、取得義務のある年5日分につき、各人に年休カードを5枚渡し、年休取得時チケットを消化し、年休利用を見える化しました。それにより、年休消化率も格段に上昇し労働時間も減ったようです。 |
休みが取れる事で労働時間の削減になり、こころも身体もリフレッシュしメンタルヘルス対策としても効果があるように思います。心と身体の健康を保ち、いきいきした職場にしていきたいですね。