2022年12月5日
ABC理論ABC理論は、アメリカの心理療法家:アルバート・エリスが提唱したもので、出来事と感情の連動を説明しています。
例えば、「人から怒られた」とき、ある人は「怒り」、ある人は「不安」、ある人は「喜び」を感じます。同じ出来事でも、湧き起こる感情は人によって異なります。エリス氏は、出来事と感情の間に、人それぞれの信念(捉え方)があり、ポジティブな念(捉え方)に書き変えることで感情を良い方にコントロールできると説いています。
リーダーを育成する上で、重要になるのがリーダーの信念(捉え方)を如何にポジティブなものに書き換えるかです。リーダーの行動は、一人ひとりの捉えの違いによって180度変わってきます。下はリーダーの部下に抱く感情です。
仕事を覚えない部下に対して、ベテランのリーダーでよくあるのが、自分が育った環境に基づく以下の信念(捉え方)です。
“仕事は見て、自分で考えて覚えるものだ”
この信念を、“良い指導者になる”と書き換えることができれば職場は良い方向に進むのですが。
ABC理論の基本は、「捉え方を変えると自分が変り、自分が変ると周りも変わる」、これを如何に展開するかは、またの機会で。