最近、あまりやっていませんが、5年程前は、かなりランニングが好きで、神戸マラソンや大阪マラソンなんかにもよく出ていました。沿道からの声援は、ありがたいですが、“がんばってー”ということばには、“これ以上頑張れませーん”と言いたくなります。それに比べて、外人がよく使う“グッジョブ”というのは、元気がでてきますね。
組織変革を行う上で、モチベーションアップは一つの課題です。「ほめる」というのは、大切なキーワードですが、ではどのように褒めるのが良いか。この本は、「ほめる」ことの、いわばトレーニングブックです。この本で最も大切なこととして、“ほめるを相手のコントロールに使わない”と語っています。コントロールしようという気持ちがある限り、信頼関係を作れないということのようです。また、「ほめる」ことの一番の効果について、”ほめることで自分の心が整いだすこと“と言っています。周りの人の良いところ丹念に見ることで、自分の心に余裕が生まれることが何より大切ということのようです。
しかし、個人的には、この本で参考になったのは、実は次の二点です。
①言葉の変換(前向きな言葉に変える) 「言葉の変換」とは、考え方や頭に浮かぶ言葉は、そのままで、使う言葉を前向きな言葉に変えることです。前向きな言葉は、前向きな感情を引き起こすのは確かで、これは効果的と思います。例えば、次のように変換すれば、プラス方向に向かいそうですね。 ×「頑張れ」→〇「頑張ってるね」「グッドジョブ」 ×「何を考えているのだ」→〇「そうくるか」 ×「足りない」→〇「惜しい」 ×「その考え理解できない」→〇「面白い」
②プラス20文字のプレゼント プラス20文字のプレゼントは、メールの返信等に少し意識して、コメントを足してみることです。 アポイントの調整依頼の返信の場合→〇「この日程は、個人的にもとてもありがたいです。」 仕事のメールの返信をいただいた場合→〇「おかげで仕事が2日分くらい前に進みました。」 少し、言葉を足すことで、確かに、メールのメッセージが一気に輝く気がしますね。 |
「ほめ下手だから上手くいく 「ほめられない」を魅力に変える方法」一般社団法人日本ほめる達人協会 理事長西村貴好 から