2024年9月2日
日本人の知らない会議の鉄則この本の作者(「ピョートルさん」といいます。)は、グーグルで人材育成と組織開発、リーダーシップ開発を手掛けた方で、実践にもとづく会議の改善策は、納得感が高いです。
ピョートルさんからみると、日本人の会議は、“テーマ”だけで“ゴール”がないようです。
会議をやっても「決められない」「意見がでない」「あとで文句がでる」と悩んでいる経営者は、是非本書に目を通されると、気づきがあると思います。
では、私がこの本を読んで。“次からやってみたい”と思った内容の一部をご紹介します。
会議は「チェックイン」と「まとめ」が必要
チェックイン
最近会議で「チェックイン」を行うケースがありますが、ピョートルさんが言うチェックインのポイントは、次の2点です。
①会議のゴールの説明・・会議のゴールと、ゴールにたどりつく上のポイントを共有する
②参加者の今の心境を話す・・自己開示を行うことで、何を話してもよい環境を作る
(日本人は皆の前で弱音を吐くことを否定しがちですが、会議で何でも話せる環境を作る上には、社長自ら弱音をはくことも大事なようです。)
まとめ
会議で決まったこと、決まっていないことは、だれが何といつまでに何をやるかまとめる。報告は、会議の場ではなく、余裕をもって数日前に行う。議事録は端的にその場で作成する。
(なにやら当たり前のようですが、ピョートルさんからみると日本人はこれを曖昧にするようです。)
「日本人の知らない会議の鉄則」 ダイヤモンド社 ピョートル・フェリックス・グジバチ著