2025年12月1日
シリーズ:人が育ち、組織が動く人事制度づくり⑤第5回
よくやる過ち ✖ 「職務棚卸」から始める
人事制度づくりでよくあるのが、最初に「職務棚卸」から入るやり方です。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。職務棚卸は目的ではなく手段であるにもかかわらず、「職務内容の洗い出し自体が目的化」してしまうのです。現場ではよく、次のような光景が見られます。
「あれが漏れている」「この業務は誰がやっているのか」「ここは担当が違う」
あげくは、次の年やることが変り、作ったものが使い物にならずやめてしまう。
大切なのは、まず“経営計画書を作ること”です。
立派な計画書でなくて構いません。今年の方針、売上・利益の目標、重点テーマなど、シンプルで十分。これがないと評価軸は決まりません。
次に、経営計画に基づいて、“誰にどの役割を担ってもらうか”を決めます。
そして、その役割に必要な行動を目標として設定する。これが最初の評価の土台になります。
スタートは、
①経営計画書を作る
②役割を決める
③役割に応じた行動を目標にする
そして、それをもとに上司と部下が話し合いながら、進めていく。
そうすることで、本当に機能する制度へと育っていきます。







