2022年12月2日
競争優位を生む特徴ある価値提案

5月17日は、KAWASAKIのバイクのオリジナルパーツの企画製造販売を手掛ける経営者のZoom報告会のコーディネーターを務めました。新型コロナ禍の中でも売上が好調で、下写真のテールカウルは、年間売上数千万円を記録しています。(このテールカウルは、私らバイクに関心のない人は、何が良いのか分かりませんが、バイクのヘビーユーザーは、微妙な曲線と長に、心を強く動かされるようです。)

 

今回、この経営者に、ヒット商品を生み出す経営戦略を伺ったところ、以下の回答でした。

 

「バイクのヘビーユーザーにちょっと高いけれど、ちょっと良いものを、提供する!」

 

競争戦略で有名なマイケルポーターは、競争に打ち勝つ第一の条件として「特徴ある価値提案」を掲げており、そのポイントは、次に3つの質問に、どのように答えられるかを説いています。

「どの顧客を対象とするか」「どのニーズを満たすか」「相対的価格を幾らにするか」

 

上の経営戦略を3つの質問に当てはめると

 

①どの顧客を対象とするか?→バイクのヘビーユーザー

②どのニーズを満たすか?→ちょっと良いものを!

③相対的価格をいくらにするか?→ちょっと高いけれど

 

上の経営戦略は、三つの質問に見事に答えています。あなたの会社の経営戦略は、3つの質問に、どのように答えられますか?

競争戦略 マイケルポーター から


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